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 劇的な体質改善策
 
 

プラセボ効果

 

プラセボ効果というのをご存知でしょうか?
 

薬効成分を含まない偽物の薬( プラセボ )でも ‟治ると信じて” 飲めば病気が治ってしまうのです。
プラセボ効果は、どんな薬でも30%はあるとされており、この率は、かなり大きいと思います。
 
実は、私は、この逆パターンで随分悩まされてきたと感じています。

 

私の療院でカッピングを始めるときは、あらかじめ自覚症状を記入していただきます。

 

今も印象に残っていますが、昭和63年の10月に来られた方は、最初、首や肩や背中、胸、右腕、膝、ふくらはぎ、左太ももの外側に痛みやこりがありました。
 

加えて、体が疲れてだるい、根気がなく気力がない、寝つきが悪く朝起きづらい、動悸がしてめまいがする、頭痛がして頭が重い、物忘れする。と、これだけの自覚症状を抱えていました。

 

カッピングをするときにはまず体調をうかがいますが、この方はいつも「変わらない」とお っしゃいます。
 
2回か、3回目に来られたときにも「変わらない」とおっしゃいますから、最初に申告されていた自覚症状を一つひとつ読み上げてみたのです・・・

 

「体の疲れはどうですか?」と伺いますと、・・・「疲れません」と・・・。「寝つきはどうですか?」、「いいです」・・・、
めまいは? 首筋のこりは?  ?・・・、?・・・

 

結局、全部良くなっているのです。そして、その事実と、それを忘れていることを、ご本人が一番ビックリされるのです。

 

カッピングをすると、ほとんどの方は自覚症状があったことも忘れます。

ですが、これだけの自覚症状が治っているのに、すべて忘れているという驚愕の事実が、実際にあるんです! ・・・そして、これが、逆パターンのプラセボなのです。

 

ほとんどの方は「こんなもので治るわけがない」と思いながらカッピングをされるようです。
ですから、たとえ治っても治った実感を伴わないのです。
 
信じて飲めば、偽物でも病気が治る反面、‟治るわけがない” と思ってやる治療は治った実感を伴わない。・・・

 

つまり、‟治る” と信じる効果が30%なら、その逆も30%。
 
それを合わせて、信じるか疑うかのプラセボ効果の差は、実に60%になると思われるのです。

そして、私はこの逆プラセボに実に40年も悪戦苦闘させられてきたのです。
 

私の仕事は、吸玉をいかに信じてもらうかが、一番の大仕事です
 

通常治療師は治すことに専念すればすみますが、私の場合、吸玉は非科学的ではないことを理解してもらわなければ先に進みません。

 

治療よりも「吸玉の科学的根拠」を説き明かすエネルギーの方が大きいのです。
しかも、60%の逆プラセボを考えると、常に100パーセントの治る実感がないと継続していただけません。

 

見た目の風評が常態で、万一他のマイナスイメージが加わると、途端に客足は遠のきます。
 
これまで仕事場の火事のときも、健康医学社の破産の時も大変でした。
しかし、もうだめかと思うときに、不思議に助けてくれる方が現れます。
 
私の療院では健康保険並みの負担で済むようにと、会員制でやってきました。
それは、販売店を親と共同で始め、療院の開設も実家の一室でやれたからです。

 

しかし、料金を低く設定していたことで、火事の後には窮地に追い込まれました。

それは、別に店舗を借りなければならなくなったからです。
 

60%の逆プラセボを考えると、料金の値上げなど考えられません。

そして、追い打ちをかける健康医学社の破産です・・・販売店が無くなり、破産の影響で療院の客も遠のくわけです・・・

 

これまで無理を続け、私も歳になり、逆境をのりこえる力はもうありません・・・
財産を処分して借金を清算し、一度住みたかった「京都にでも行くか・・・」と弱音を漏らしました・・・
 
しかし「それは、困る」という方が、新規の方を次々に紹介してくれたのです。
しかも、その新規の方々は過剰な科学を好まず、吸玉を治療として前向きに捉えてくれ、ですから、プラセボ効果が良い方に働き、治り方が良いのです。たとえば、・・・
 
おなかが痛いといって来られた方でしたが、次に来られた時にはもう治ってしまい、しかもアトピーまで治ったというのです。

 

私は「エーッ!」と言いました。おなかは分かりますが、アトピーが一度で治るのは驚きです。・・・
しかし、それから半年後に来られた時も、痒みはあれ以来すっかり治ったというのです。

「治る、治る」と療院内が活気づくと、プラセボ効果が更によい方に向くのでしょう。他の方々の治りも良くなるのはこれまでもあることでしたが、・・・

 

平成24年11月末に、体中が痛いといって来られた方は、9月初めに五十肩といわれ、あれこれ治療してよくなったと思ったら両手両足が痛みだし、そのうち全身が痛みだして、詳しい検査をすると関節リウマチといわれたそうです。

 

ところが、激痛で歩くのさえままならぬ状態が、1回だけのカッピングで歩けるようになったというのです。そして、2週間ほどで200の炎症度が半分になり、年明けには痛みがとれてしまったとおっしゃるのです。
 
そして、まだ2か月も経たない1月半ばの検査では、リウマチがもう治っていると大学病院で太鼓判を押されたそうです。
 
アトピーもリウマチも決して単純な病気ではありません。
治療は、まず信じること。そして、発病したらできるだけ早く治療を始めることが大切です。

 

みかねて、苦しむ方に吸玉を勧めますが、なかなか信じてもらえません。「今の治療でダメなら」と、やんわり断られます。

 

しかし、痛みも含めて自覚症状は、自然治癒力が活性化している状態でもあります。
ですから、自覚症状だけを抑える緩和薬を続けると、自然治癒力は萎えてしまい、治るあてなく薬を続けると病気はこじれてしまいます。

 

こんな、こじれて、もう何ともし難い人しか吸玉はしません。
そして、萎えて、僅かに残った自然治癒力を頼りに、苦心惨憺してカッピングしてきたのが私の40年です。
 
しかし、信じてもらい、発病からすぐに、まだ自然治癒力が旺盛なときにカッピングすると、病気はこんなにも治るんだと、私は改めて吸玉の威力を実感したものでした。
 
黒酢の健康効果が広く世に認められるようになったのは、全国の大学で黒酢の科学的解明がすすんだからです。
 
吸玉の浄血原理も、
「強いアルカリ性の瘀血が血行を阻害している」と、科学的に明確です。
 
ですから、この吸玉の浄血原理も、全国の大学でもっと科学的な解明をすすめ、生活習慣病の根本的な治療に応用し、現在原因のはっきりしない病気への応用も考えるべきだと思います。

 

劇的!体質改善策

 
病気は、体質改善という ‟治療法” でも治ります。

それは、元々体が治す力( 自然治癒力 )を持っているからです。
 

ただ、自然治癒力は、どんな方法でも湧いてくる優れものです。

ですから、体質改善を謳う健康法は昔からごまんと存在するわけです。が、・・・

しかし、どんな健康法でも同じような ゛治療効果” を得られるかといえば、そうとはいえません。
 
黒岩先生は片瀬博士の「浄血の学理」を知った時に、すでに博士の勧める体質改善による ”治療” をやっていて、それでも病気は進行していたのです。

 

そこで、もっと劇的に体質を変える ”治療法” はないかと探し、吸玉療法にいきついたのです。

 

そして、吸玉の体質を変える治療原理は、「左の肺から右の肺に結核菌が感染しないのはナゼか?」という先生自身の疑問と、・・・
昔からある「同じ条件下でも、病気になる人ならない人がいるのはナゼか?」の問いの答えであって、自然治癒力という曖昧なものの科学的解明でもあったのです。

 

私は40年間吸玉を続けてきましたが、決して奇跡や神秘に頼ったわけではなく、私が頼ったのは、先生が明らかにした科学的な浄血原理だったのです。
 
会員料金になる前の私の療院では、毎年正月明けには風邪の方で混みあったものです。

ところが、週2回ほどの継続が条件の券を使う方が増えると、正月明けの風邪が流行る時期にも風邪ひく人がいなくなったのです。
 
普段からカッピングをしているとインフルエンザを含めて風邪をひかなくなり、
風邪をひかなくなるということが吸玉療法の大きな特徴なのです。

 

風邪をひかなくなるということは、免疫が強くなるということで、吸玉をすると、バイキンにもウイルスにも負けない強い免疫力を獲得できるわけです。

 

先生が解明した吸玉の浄血原理は、片瀬博士の「弱アルカリ性の血液の中では病原菌は生存できない」とする「酸塩基平衡の学説」の実証でもあったのです。

 

今、まさに、新型コロナ禍で世界中が混乱しております。・・・

 

その前も、ノロやデング、エボラ、ジカといったウイルス性の感染症が世界を騒がせ、なにか現代人の免疫機構は弱体化しているように見えます。
 

世界を騒がせたといえば、数年前はSARSで、その前はエイズ、その前はB型肝炎で、やはりウイルス性の病気です。
                         
実は、「可能性を探る・1」で紹介した方はB型肝炎でしたが、日本でB型肝炎ウイルスのキャリアは150万人いるといわれています。
 
その1割が肝炎になりますが、そのうち95%は自然治癒して、慢性化するのは5%だといいます。・・・

 

ということは、元々キャリアでも発病数は少なく、発病しても「自然治癒する人95%」対「慢性化する人5%」の割合からみると、ウイルスよりも、免疫が弱いという別の原因が大きく見えてくるわけです。

 

最近カッピングしていて目立つひとつが帯状疱疹です。
 

これは、昔かかったことのある水疱瘡のウイルスが、身体が弱ったときに再活性化して起こるもので、これも発病を左右しているのは免疫力の低下なのです。

 

現代人に増える一方のガンも、発病を左右しているのは免疫力といわれます。

 


吸玉の普及で長崎県内を回っていた頃、昔式の吸玉を見せてくれる人がいました。
 

わたしが初めて吸玉を見たのは、健康医学社の製品でしたから、この時、もともと吸玉があること自体に意外な思いを抱いたものでした。

しかし、その人たちの使い方は漠然としていて、曖昧に見えました。
 
病気の人に吸玉を勧めてもなかなかしてくれませんが、同じように、普段滅多に使っていないようです。

 

ただ、何をしても治らず、苦しいときに、記憶の奥から、そして蔵の奥からひっぱり出して、運試しのようにやっているのが吸玉のようなのです。

 

今、吸玉は民間療法として世界中にあります。
 

しかし、やはり使い方は漠然としていて、治るも治らないも運まかせのように、やるにしても恐々と、・・・
先生自身も吸玉を始めた当初は恐る恐るやっていたのです。

 

しかし、恐がるのは吸玉の科学的な原理を知らないからで、それは、ちょうど、始めて見た写真に魂を取られると恐れた昔の人に似ているのです。

 

先生は治癒困難な病気も ‟治せる” ことを自らの体で証明し、科学的治る原理を解明し、病気を治すためには積極的な取り組みが必要だと説きました。
 
私は吸玉を始めたとき、先生が説くように、本当に皮膚表面の治療だけで、手術を要するような内臓の病気まで治せるのか? という興味に強くひかれました。
 
しかし、カッピングすると、その通りになり、・・・それは、ドキドキの体験だったのです。
 
私は、経済的にも仕事を続けるか迷うときもありました。

しかし、吸玉の可能性を確認したい興味に引きずられ、その結果、・・・

 

頑固な自覚症状は、吸玉以外ではとれない! と、確信するようになりました。そして、・・・

 

自覚症状がとれれば、春に雪解けするように、生活習慣病は自然に治るものなのです。
 
カッピングで最初から感じたのは、・・・
吸玉は痛みという “自覚症状” がよくとれる 、ことです。
 
慢性的な頑固な痛みだけでなく、打撲の痛みも骨折の痛みも、腫れと一緒に非常によくとれます。
そして、カッピングすると骨折した骨の繋がりもとても早いのです。

 

打撲の、今でも印象的な話があります・・・
平成13年6月に、電話がありました。2階の階段を頭から転げ落ちたというのです。私は驚き、それはまず病院に行かれたほうがいいと応えました。ですが、まず、吸玉をしたいとおっしゃるのです。

 

この方はそれまでも何度か打撲をしており、そのつど吸玉で治していたのです。
その日は定休日でしたが、それならと、とにかく来ていただきました。・・・

 

息子さんに抱えられて来られ、みると骨折はないようで、痛がる箇所にカッピングすると顔にも血の気がもどり、痛みも楽になったと帰られました。
 
翌日も待っていましたが、来られず、入院されたのかと心配していましたが、その次の日にはいつものように来院され、昨日は仕事で福岡まで行ってきたとおっしゃるのです。・・・

 

驚くべきは、この方は10や20の若者ではなく、来月には77の喜寿を迎える方なのです。
 
この方は、5年前に前立腺の肥大と腫瘍を治し、その後もカッピングを続けていました。・・・
 
打撲しても、
普段からカッピングをしていると、打撲がとても早く治ります。打撲だけでなく、・・・
 

普段からカッピングをしていると、出てくる自覚症状はとても早く治ります
 
大病を治した後に、健康法として吸玉を続ける方がいます。・・・

 

そんな方々が、80を迎えるときに「80歳になる」との断りをわざわざされます。そして、この方もそうでした。
 
70のときにそんなことはないので、80を迎えることは、健康に不安を抱くことなのかもしれません。

 

しかし、週に2回程度でもカッピングすると、80代はメチャクチャ元気です。ほとんど70代とも60代とも変わりません。

 

それは、カッピングをすると、・・・普段の小さな自覚症状をそのつど取って、・・・
 

まだ 初期の軽い自覚症状をそれ以上拡大させないで済む からです
 

・・・これが、大きいのです。
 
そして、この方は吸玉を続け、仕事も現役で続け、元気な80代を送られたのです。
 
今日本の国では介護をどうするか、難問が山積みです。

しかし、高齢になっても自分のことができ、そのうえ仕事もできるなら介護問題は随分軽くなるはずです。
 
吸玉の浄血原理は、まだほとんど世に知られていません。
というより、バイキンという固定観念に縛られて、視野が狭くなっているのです。
 
しかし、固定観念を払い、発想を転換すれば、思いもしない世界が目の前に開けます。
 
              

   
   
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