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 吸玉に未来はあるか? 
 
黒岩先生は吸玉を普及しようと懸命でしたが、私も生活を懸けて懸命でした。
 
私としては、「吸玉の可能性を探る1・2」でも述べたように、こんなに凄いものが世に出ないはずはないし、いつかは絶対に認められると思ってきました。

 

しかし、冒頭で述べたように、健康医学社は破産して私の店もなくなり、療院の経営も非常に厳しくなりました。

 

そんな時、昔吸玉で大病を治したご家族が、うつ病の方を伴って来られたのです。

 

今うつ病は増えている病気です。家族を巻き込んで苦しむ方も多いようです。
しかし、このご家族は吸玉でうつ病を克服できたのです。

 

そして、それができたのは、吸玉で大病を治した経験があり、吸玉をすれば病気が治るという共通認識がご家族にあって、迷いがなかったからです。
 
私は改めて、世の中にも同じ認識を共有してもらいたいと考えるようになりました。
そして、私の療院で大きな病気を克服した方々も、そうでないともったいなさ過ぎるとおっしゃるのです。
 
そして今私は、そういった方々に支えられて何とかやっているわけです。
 
しかし、なぜ、吸玉が世の中に受け入れられないのか・・・、これからも吸玉に未来はないのか・・・
考えてみたいと思います。


 


 吸玉は、チョー個性的? 
 
体中にガラスの丸い玉をくっ付ける。・・・これが何とも異様に見えるようです。というより、滑稽? 野蛮? ・・・
 
それに、体中に丸い跡が残ります・・・

とにかくユニークというか、超個性的というか、・・・
治療の様子を見ただけで、もう絶対的拒否感・嫌悪感を示す人も多いようです。
 
見ようによれば、その価値以上に虚勢を張る「こけおどし」みたいなうさんくさささえも頭によぎるのかもしれません。

・・・実は初めて見た私もそうでした。

 

しかし、私も健康に携わる者として、関心を持ちながらいろんな健康法のブームを見てきましたが、ほとんど一過性で終わって消え、今も残っているものはほとんどないのです。

 

それと比較して、皆見ただけで引いてしまうチョー個性的な吸玉は、大昔から世界中にあり、今でも世界中に存在し続けているのです。

 

私は、中国の病院でカッピングしている映像をテレビで何度も見ましたし、吸玉で治療をするモンゴルの医師もNHKで見ました。
 
又、息子がベトナムに旅行した際、路上で吸玉をやっているのを見たと言っています。
又、私の療院に来られた外語大学の教授も、出身のアルゼンチンで両親が吸玉をやっていたとおっしゃっていました。
 
 

 
よみがえる吸玉療法! ・・・アイスマン
 
20数年前に、イタリア北部のアルプスで冷凍ミイラが発見されました。
調べると、5300年前の古代人でした。( ※詳細はネットで閲覧可能 )

 

5300年前というと、ようやく世界最古のメソポタミア文明が黎明期をむかえていた頃で、まだエジプトや中国やインドの文明が起こる前です。

 

しかも、その後文明が起こる地域からみても、未開の地といえるアルプスで発見されたアイスマンは、純度99.7パーセントの銅製の斧を持っていて、胃の中には、パンや肉やハーブなど現代人と変わらない豊かな食べ物が残っていたのです。

 

そして、驚くことに体にいれられた “入れ墨” は、中国で体系化された経絡の経穴( ツボ )とみられるのです。
 
さらに、その “入れ墨” は腰痛に効くツボで、実際にエックス線写真でみると「腰椎滑り症」といわれる慢性的に痛みを伴う持病を抱えていたとみられるのです。
 
四大文明が起こるかおこる以前に、文明とはかけ離れた未開の地で、アイスマンは文明の豊かさの象徴ともいえる当時のハイテク製品( 斧 )を持ち、加工食品( パン )を食べ、3千年後に中国で体系化される先進医療( ツボ療法 )を受けていたわけです。・・・
 
以上は、数年前に放映されたNHKスペシャルの内容ですが、25年間冷凍保存されてきたアイスマンを完全解凍して、現代の最新技術で調査した結果、これまでの歴史観を覆す驚愕の事実が判明したのです。

 

しかし、私は、これこそ “よみがえる” 吸玉療法だと思ったのです。
 

現代人が記憶の彼方に置き忘れてしまった、その当時の医療こそ、吸玉療法だったのです。

 

吸玉を体中に付けると、痛い所や悪い所ほど、吸玉の丸い跡が強く残ります。
つまり、吸玉は、経穴( ツボ )を簡単に目で確認できるのです。

 

今まだカッピング専門の学校はなく、私は黒岩先生主催の研修大学や勉強会で学 び、バンキー( 吸玉 )療法士の資格を得ましたが、後はほとんど現場( 臨床 )が主体の独学でした。
 
しかし、それが出来たのは、吸玉の跡を見て、目視で観察しながら施療ができたからです。
 
いろんな人にカッピングをすると、出てくる吸玉の跡( 色素反応 )は一様ではありません。

 

吸玉を皮膚に付けると、色素反応は鮮やかな赤い色から黒い色までさまざまです。
 

同じ人でも、体全体に吸玉を付けると、その人の悪い箇所ほど暗い濃い色が付きます。
また、人により、病気や体質の悪化に比例して、出てくる色素反応は、黒くなっていきます。
 
そして、体中に付く色素反応には、病気や自覚症状によりある規則性が見られる “場合” があるのです。

 

たとえば、胃の調子が悪いか、胃に持病を抱える人にカッピングすると、濃い色 の付き方にある特徴がみられるのです。

 

それは、出てきた濃い色をなぞると、一つの線に繋がることがあるのです。
 

その線が、つまり胃経といわれる経絡の線と重なるわけです。

 

カッピングをすると、し始めのころは色素反応が盛んに出ます。
そして、出てきた色素反応は数日で消えますが、そのままより、続けてカッピングするほど、色は早く消えます。
そして、カッピングを続けると段々色が付かなくなるのです。
 
長年カッピングをやってきて、治療効果の高いツボは確かにあると感じます。
 
私の療院でも、痛い所などあると、それを忘れずに正確に施療のときに伝える為に、マジックインクで✕印を付けてカッピングに来られる方がいます。
 
アイスマンの入れ墨を見ると、そういった気持ちに近い、効果の高いツボを忘れない為に付けたように見え、又カッピングを続けると薄れていく反応の、最初に出た濃い色の位置の確認の為に付けたようにも見えるのです。
 
そのためだけにイレズミまでやるのかと、現代人は思うかもしれません。

しかし、野生動物が怪我などして不自由になると、途端に他者のエサになりかね ない様に、当時の人がイレズミしてでも痛みをとらなければならない訳は、現代人の思いも寄らない命がけの行為だったのかもしれません。

 

又、現代人には野蛮な治療に見えるかもしれませんが、ウツ病を克服したご家族と同様の共通認識( 吸玉をすると病気が治る )を、アイスマンのイレズミからは読み取れるのです。

 

又、当時の医療は、お祓いや祈祷が主でしたから、吸玉とあわせ、入れ墨には 悪霊を祓う魔除けの意味もあったかもしれません。
 
ところで、未開の地でも、吸玉とイレズミは大昔から存在していたようで、アイスマンのイレズミを見ていると、ひょっとしたらこの二つは同時発生して世界中に同時拡散したのかもしれません。
 
というのも、虫や毒蛇に咬まれた時や、出来物や打ち身で腫れあがった時に、皮膚にかすかにキズつけて吸玉すると、毒やウミもろとも瘀血がとれ、腫れや痛みが一気にひくのです。

 

昔なら草木の棘を使っていたかもしれません。

もし、草木のトゲがまだ若く柔らかいなら火に炙って硬くして刺したのかもしれません。

治療の途中で、敵か猛獣に襲われると逃げだし、トゲの煤か染料が皮膚に残留したのかもしれません。

 

考えてみると、吸玉は結構手間のかかる面倒な治療かもしれません。
3千年後の中国では、面倒なカッピングを最初から止め、針で刺すだけの治療に 変わったのかもしれません。

 

現代なら尚更、高度成長とともに手間ひまかけない簡単便利のニーズに応え、家電製品や加工食品やインスタント物が氾濫していった時代でした。
 
吸玉の機械を買われてもご自分で治療を続けていける方がほとんどいなかったのが当然だったのかもしれません。


 

 難病化!した?顎関節症
 
カッピングを仕事にしていて一番大変なことは、吸玉をしてくれる人が皆無に近いことです。
 
ようやくしてくれても、「そんなもので治るなら、医者はいらん」との周りの一言でやめてしまいます。
この “医者はいらん” とは、“非科学的” ということを、指しているのです。

 

見た目だけで “非科学的” といわれて話にもならず、たとえ話ができても、黒岩先生が明らかにした “科学的” 浄血原理を熱心に説くと、「そんなに良いものなら、なぜ世の中に広がらないのか」と、科学的とはおもえない否定のされ方をされます。

 

とにかく、兎に角、吸玉はしてくれる人が皆無に近いのです。

 

しかし、それでも、どんなことをしても治らず、しかも、とても辛いときは、やってもいいと思う方もいます。

 

ですが、こんなこともあります・・・
 
平成28年6月に、全身が凝り、痛むといって来られた方がいます。特に肩から首は筋肉が勝手に動く症状があって辛く、この2年間いいといわれる病院探しをして通いましたが、悪化する一方だといいます。

 

肩から首は、食事で咀嚼すると血圧が上がるようにのぼせ、最近は食欲もなくなりものすごく痩せてきたそうです。
 
顎関節症といいますが一見した感じは難病かとおもわれるくらいで、最初この方は一人で行動することもできず、親の付き添いでなんとかカッピングにも来られていました。

 

しかし、カッピングするとこりや痛みが軽くなり、一月もすると、血圧が上がるような発作も軽減し、そして、その頃から付き添いがいらなくなって一人でタクシーに乗って来られるようになりました。

 

そして、それから10日もすると今度はバスにも乗られるくらいになり、食事もとれるようになってガリガリに痩せていた体重が7キロ増えたとおっしゃるくらいになりました。

 

そして、それから半月くらいで車をご自分で運転出来るくらいになったのです。・・・

 

まだ、こりや痛みや、筋肉が勝手に動くような自覚症状も残っていました・・・
 
しかし、この経過から、まだ治りきってないにしても、かなり治りかけているように見えますが、・・・
この方は、この頃からもっと早く治したいと言い出して又病院探しを始めたのです。
 
それは2年間もやってきたのでは・・・、それに、まだ吸玉をして2か月ですが・・・
と、もうどんなことを言っても無駄なのです。・・・
 
現代人にとって、病気を治すイメージは、学校の教育から始まり、本や新聞、映画やテレビなどで繰り返しくり返し強固に作り上げられていて、吸玉はそのイメージからは相当かけ離れているようなのです。

 

それに、普段よくかかる病気といえば風邪ですが、薬を飲むと頭や喉の痛みがすぐにとれ、熱がひきます。

 

この風邪ひきの、てきめん治る経験を繰り返すと、慢性化した病気を治すことが難しくなるようなのです。

 

病気は慢性化すると、薬を飲んだ途端てきめんに治ることなどありません。
 

風邪でも、一旦ひくとなかなか治らなくなります。

風邪薬ができれば、ノーベル賞ものだといいますが、実は、風邪を治す薬はないのです。
 
では、なぜ風邪が治るのかというと、薬は脳内の中枢神経に作用して、痛みや熱を一時的に緩和しているだけで、風邪を治しているのは実は体自身なのです。
 
ですから、体質が悪化して、体自身の治癒力が落ちると、自覚症状を薬で緩和している間に体が病気を治すことが完了できなくなり、薬が切れると、また痛みや熱がぶり返してくるわけです。

 

私は、この方を特別といったり責めているわけではありません。

 

現代人の思考の基本は、科学( 思い込みも含 )と効率( インスタントも含 )で、現代人にとって吸玉は科学的イメージから懸け離れているし、薬( 緩和薬 )のようにてきめん効かないし・・・と、辛さがとれるとはなれていき、結局、これで「良いものなら必ず世の中に広がる」かどうか・・・

また、こんなこともあります・・・
 

横浜の姉( 共に育った従姉 )が、毎月長崎まで通ってきて、4度目の再発の乳がんを吸玉で治しました。

ところが、まわりの心ない一言でやる気をなくします。
                        
生活習慣病は一過性の病気と違い、根っこまでしっかり治さないと治ったとはいえない病気なのです。
 
姉も、最初、電車のドアに挟まれて、打撲と骨折( 吸玉は打撲も骨折も早く治す )を治し、カッピングを続けているうちに乳がんも消え、圧迫骨折が起きそうになっていた骨粗鬆症も治したのです。・・・
ですが、辛い自覚症状がとれると、ほとんどの人は現代人に戻ります。
 
現代人の病気のイメージは、バイキンから離れることができません。
 
しかし、生活習慣病は、特定の病原菌で起きる一過性の病気ではありません。
 

一過性のバイキンの病気と、長年の生活の歪で起こる病気を混同すると、生活習慣病は治せません。

 

 

食あたりの経験があるでしょうか?
 

私の子供のころ、戦後間もない頃はまだ食料が乏しく、冷蔵庫もない頃で、おなかが空いていると少々傷んだものでも食べてしまい、よくおなかを壊していたものです。

 

傷んでも野菜はそれほどないですが肉になると、食べた途端脂汗が出るくらいおなかが痛み、トイレを往復する羽目になりました。

 

ところが、心臓病やがんの原因になる動物性脂肪は、肉を20年も30年も食べ続けた結果の病気の原因なのです。
 
ストレスや運動不足や喫煙なども長年積み上げた結果という生活習慣病の原因で、食べた途端劇的に起こるような病気とは全く別物なのです。
 
これを分かりやすくするには、雪の重みで家が潰れてしまうイメージに置き換えるといいかもしれません。

 

雪が降る一辺の雪を手の平に乗せてみてください。重さなど微塵も感じることなどできないはずです。

しかし、そんな雪でも、降り積もって雪の重みが限界に達したときには家さえ潰します。

そして、このようにみじん程もない生活習慣の歪が長年積み上がって起こるのが生活習慣病なのです。

家が潰れる積雪の限界点が10メートルだとすると、それ以内は、まだなにも起きていない状態です。

しかし、まだ何も起きていないとしても、屋根の上には雪が積もっていて、やがていつかは家を潰してしまう原因が覆いかぶさっているわけで、食あたりのようにたまたま起きる一過性の病気とは全く性格が違う病気なのです。


ですから、たとえ、病気が治ったように、自覚症状が軽くなったように、見えても、まだ屋根の上の雪、・・・つまり、20年も30年もかけて積み上がった生活習慣の歪が一挙にとれてしまうとは限らず、根っこまでしっかり治さないと治ったとはいえない病気なのです。
 

そして、たまたま起きるのと違い、20年も30年もかけて病気が起きるのですから、やろうと思えばその20年30年の間に病気を治すことも出来るのが生活習慣病なのです。

糖尿病や心臓病やガンなどの生活習慣病は、20年も30年もかけて起こります。

ですから、その間に病気を治す充分な時間はあるわけです。しかし、現状はむざむざと病気になり寝たきりになり人工透析や臓器移植などしています。・・・

食あたりのような一過性の病気は、例えば、急な出費があって借金するようなもので、次の給料で返済をすれば終わりという、この程度の病気です。・・・

 

ところが、生活習慣病は、毎月の収入がわずかに足りず、毎月少しずつ借金を重ねるようなもので、僅かずつでも20年も30年も経つと莫大な借金の山になって破産してしまう・・・ような病気なのです。

煙草を1本吸ったからといって、すぐに肺がんになるわけではありません。

毎日タバコを何十本も喫って、しかも何十年も吸い続けてようやく肺がんになるのです。

 

傷んだ肉を食べたとたんすぐにおなかを壊すような病気とは、全く性質の異なる病気なのです。

 

地震の周期が迫るとき、地下には歪が溜まり続けます。・・・今まだ静かでも、やがては地震が来る・・・ような病気が生活習慣病なのです。

ですから、薬さえ飲めばたちどころに病気が治ってしまうことなどありえず、そんなイメージにこだわると病気は治らないし、カッピングの治り方にも満足ができなくなるわけです。


黒岩先生は、普及のために全国をかけ回って講演会や研修会を続けましたが、ほとんど世に認められることはありませんでした。

 

私が販売店になった頃、先生は国交が回復したばかりの中国に行かれ、大学や病院で講演会を開き、吸玉の治療器や本を寄贈しました。

 

日本でだめなら中国でとの思いがあったのでしょう。
大歓迎は受けたようですが、中国でもほとんど期待する結果は得られなかったようです。

 

私としても、草の根運動でもいいから地道に続け「良いものはいつかは認められる」と思ってきたのです。

しかし、世の中の固定観念は、岩盤どころではないのです。


 

 
            
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