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 黒酢の科学


 

食物の糖分は、細胞内で解糖されるときにエネルギーを生みだします。

 

と、同時に、その過程で生じたビルビン酸が細胞内にあるミトコンドリアで解糖時の何倍ものエネルギーを生み出します。

解糖系に酸素はいりませんが、ミトコンドリア系でのエネルギー作りには酸素が必須です。

我々が、一時でも呼吸を止められない理由はこの一点に尽き、吸玉も黒酢もここに深く関わっています。

 

ミトコンドリア内でビルビン酸がエネルギーに次々に変化( クエン酸回路 )するとき、酢に含まれる有機酸がその回転をなめらかにします。

もし、その回転が悪くなると、ビルビン酸は疲労物質である乳酸に変化し、それが蛋白と結びつくと、こりや痛みの原因になります。


ですから、黒酢を飲むと疲れにくくなり、コリや痛みも和らぐわけです。


私たち生命は、海から生まれたといわれます。

 

ですから、私たちの体液も太古の海の組成に近く、私たち60兆個の細胞は、今でも太古の海に浮かんで生きている状態を保っています。

 

もし、海の魚を淡水に放つと死滅してしまいますが、同様に、もし私たちの体液を淡水化すると私たちの細胞も途端に死滅してしまいます。

 

現代人にとっての問題は、塩を摂り過ぎると血圧があがることです。

調理の際、塩の代わりに黒酢を使うと減塩ができますが、減塩は、体内の塩分調整の働きも重要です。

 

ネズミを使った実験で、アルコールと一緒に酢を飲ませると、血清中のアルコール濃度の低下が早くなり、又、黒酢を飲ませると過剰な塩分の排泄もよくなることが分かっています。

また、黒酢には、血清コレステロールや過酸化脂質を減らす効果もあることが分かっています。

やはり、ネズミを使った実験で、酢はカルシウムの吸収を良くすることも判っており、アジの南蛮漬けように、酢と一緒にとると、カルシウムがとても吸収されやすい酢酸カルシウムになります。

と、いうことは、害する成分を排除すると同時に、酢には大事な成分の吸収率をあげるという魔法のような働きもあるわけです。

カルシウムが少なくリンの多い肉や加工食品に偏ると、骨粗鬆症になりやすいといいます。

食べ物にカルシウム分が減ると、不足分を骨から補って血液のバランスをとります。ですから、肉や加工食品に偏るほど、増えるリンに応じて骨のカルシウム分は抜き取られるわけです。

 

また、筋肉は、筋小胞体のカルシウムの作用で収縮しますが、カルシウムは人の活動で増えるリン酸と結合しやすく、それが筋収縮の働きを奪い疲労につながります。
ですから、肉や加工食品にかたよる現代人ほど疲れはより深刻化するわけです。

疲れの原因が蓄積する乳酸にしろ、リン酸にしろ、いずれにしても黒酢は疲労回復にいいわけです。

しかし、疲労の本当の原因は、“瘀血” を知らなければ判らないとおもいます。

 

閉経後の女性は、骨粗鬆症になりやすいといわれます。
 

骨粗鬆症になると、ただ会釈をしただけで骨折したというウソのような話を聞きます。

一方、昔サーカスの人は酢を飲んで体を柔らかくしたといいます。

 

カルシウムも大切ですが、しなやかな骨を作るにはコラーゲンも大切です。

そして、コラーゲンに重要なのがビタミンCです。

 

多くの動物と違い、人は体内でビタミンCを合成できず、ビタミンCが不足するとコラーゲンを作れずに壊血病になります。

 

大航海時代、ヴァスコ・ダ・ガマのインド航路発見の航海では、180人中100人もの船員が壊血病で死亡したといいます。

しかし、その時代に壊血病を救ったのは、キャベツの酢漬けでした。

ビタミンCは酸化されやすく、時間の経過とともに壊れていきます。

ところが、酢には酸化からビタミンCを守る働きがあるのです。

又、食品にはビタミンCを壊す酵素を含むものがあります。しかし、この酵素は酸性では働きません。
つまり、酢の入るドレッシングを使ったサラダなどは、ビタミンCをうまく摂るための調理法なのです。

黒酢は、カルシウムとビタミンCの吸収率をあげ、ダブルの効果で丈夫な骨を作るわけです。

 

黒酢には利尿作用があり腎臓の働きを助けます。

又、黒酢の飲用は尿をアルカリ側に傾けます。尿が酸性になると結石ができやくなりますが、黒酢の飲用は結石をできにくくします。

 

又、日本の水は珪酸を多く含み、その水で育つ作物をとる日本人は珪酸による動脈硬化を起こしやすいのです。しかし、黒酢の飲用は尿をアルカリに傾け過剰な珪酸の排泄もよくします。

 

血清コレステロール値の改善と合わせ、これもダブルの効果で動脈硬化の予防ができるわけです。

 

血清コレステロールの異常は、肝臓の働きの悪化も一因と考えられます。
慢性的な運動不足や過労、ストレス、暴飲暴食や偏食、医薬品の乱用や食品添加物などは肝臓の働きを悪化させます。

 

糖や脂肪の代謝をしている肝臓が悪化すると、高血糖や脂質異常になりやすくなります。

そうなると肝臓自身も脂肪肝になり、肝硬変、肝ガンへと進む恐れがあります。


脂肪肝のネズミに黒酢のエキスを与えると、肝臓にたまった脂肪が減っていくことが分かっています。

 

又、ネズミに肥満をおこす薬を注射すると当然肥満しますが、注射と同時に黒酢のエキスを与えると肥満しないのです。

なぜ肥満しないか黒酢のエキスを分析すると、過剰な脂肪の合成を防ぐアミノ酸を含んでいたからです。
その “抗” 肥満アミノ酸は、アラニン、バリン、ロイシン、リジンです。

 

ウサギの実験では、黒酢の有機酸は、弱った肝臓を助けることが分かっています。

 

又、アンジオテンシン転換酵素は、血圧をあげるときに働くホルモンの酵素で、黒酢にはそれを抑制する成分が見つかっています。

肝臓の強化だけでなく、肥満防止と血圧降下と、・・・これはダブル以上の期待がもてるわけです。

 

黒酢がブームの頃、テレビでも黒酢をよくとり上げていました。・・・
 

ある番組では、黒酢をわずか10cc飲むだけで、団子状に固まっていた赤血球が分離して一つひとつ流れていく・・・大変印象的な映像でした。

また別の番組では、・・・
消化作用でほとんど死滅する乳酸菌と比べ、酢の有機酸は消化作用の影響を受けずに腸まで届いて悪玉菌を減らし、又黒酢には善玉菌を増やすグルコン酸が含まれると解説していました。

 

片瀬博士は、細菌類には生育しやすいpH域があると述べていますが、pHが4.6以下になると、食中毒をおこす細菌は生育できなくなります。

 

食酢につけると赤痢菌は30分、チフス菌は10分、サルモネラ菌は5分で死滅してしまいます。

 

又、足を酢に浸ける水虫の民間療法がありますが、ある大学の実験では、水虫を起こす菌は、酢に20分浸すだけで死滅するといっています。

黒岩先生は、皮膚が酸性なのは、外からの細菌の防御と、内からの瘀血( 強アルカリ性 )の中和のためで、弱った皮膚には黒酢に含まれるアミノ酸がとくに重要だとおっしゃっていました。

あるクリニックでは、リウマチの治療実験を酢風呂(人の入るビニール袋を使用)でやっています。
黒酢1にお湯3の割合で、1日20分、10日間の酢風呂で、運動のできなかったリウマチ患者が軽いジョギングができるまでになり、別の患者は、動かない指が動くようになったと発表しています。

 

このクリニックでは、黒酢の飲用による自律神経失調症の改善例も発表しています。

 

胃の弱い人は黒酢を飲めないといいます。しかし、そんな方でも食後に少量( 10cc )を水で薄めて飲んでいるうちに胃の調子がすっかりよくなったという例もあります。

 

「エイリアン」という映画をご覧になったことがあるでしょうか? 

その中で、顔に張り付いた蟹のような生物を剥がすのにメスを入れたら、強酸の体液が流れ落ち、宇宙船の床を何層にも溶かした・・・という印象的な場面がありました。

胃酸はそこまでないでしょうが、しかし、とても強力な酸( pH1~2 )です。
そして、強力な酸で消化をしますから、自分の胃を溶かす危険もあるわけです。

 

健康な時は決して自分の胃は消化しませんが、もし胃が弱ると、とたんに自身を溶かされる危険がでてきます。

 

ですから、胃が弱ると自分の胃を守ろうとして、胃酸を抑えるわけです。しかし、胃酸を抑えると消化不良になり、いつまでも食べ物が残るような胃もたれ感をともないます。

 

食物には菌が付いてますから、体内に取り込む瞬間の殺菌が必要で、そのためにも胃酸は強力です。

 

もし、胃を守るために胃酸を抑えると殺菌が十分にできず、そんな物が腸に移動すると腸内環境が乱されて下痢や便秘になります。
すると、体は慌てて殺菌しようと胃酸が過剰に分泌され、今度は胃が弱いのに胃酸過多になるわけです。

消化の過程で胃が自身を消化しないのは、胃の粘膜からアルカリ性のムチンなどを分泌するからです。

実験によると、食酢は ‟胃液" の分泌を良くすることが分かっており、胃酸だけが過剰な胃酸過多と違い、胃液の分泌がよくなると、消化しながら自身もしっかり守れます。

このように、健康な体は、相反する働きを巧みにやっています。

塩分やコレステロールの排泄を促す一方、カルシウムやビタミンの吸収をあげる黒酢の働きは、ただ胃酸だけ抑える直接的な方法からすると都合良くみえます。しかし、そんな働きも健康な体は巧みにやっているわけです。

たとえば夜眠れないのは交感神経が、逆に、日中の睡魔は副交感神経が”働き過ぎ” るからです。

眠るときには交感神経を抑えて副交感神経を働かせ、活動中にはその逆をして、私たちの体は、相反する働きをその時々に応じて正しくコントロールしているわけです。

たとえば、“下部食道括約筋” は、食道から胃へ食べ物を送るときには開いて、胃で消化するときはしっかり閉じます。逆流性食道炎はそういった相反する機能がうまく働かない病気です。

黒酢の効果は、胃酸だけを抑える方法と違って、相反する体の巧みな仕組みをフォローする効果です。

ですから、胃酸過多でも、胃酸過少でも、又それが同時に起こっている場合でも効くわけです。

 

アミノ酸は、細胞を作るときの基本的な材料です。
 

黒岩先生が黒酢の成分で特に注目したのも、アミノ酸です。

 

というのも、カッピングをすると、どんな病人でも食欲が出てきます。
そして、元気が増すとともに食欲も増しますが、それは、弱った古い細胞を新しく作り変えるための食欲で、それはちょうど成長期の若者の食欲に似ています。

ただ若者と違い、体の悪い人が食べ過ぎると胃に負担をかけて内臓を壊します。

消化せずに吸収できる黒酢のアミノ酸は、弱った体にとっては、まさに天の助けなのです。

アミノ酸は、たとえば、懸命に働いて得る給料みたいなものです。
生活に苦しむ人が、給料の他にただでお小遣いをもらえるとするなら、うんと楽になるでしょう。
黒酢のアミノ酸は、そのように、病気で弱った人の体をサポートするわけです。


黒酢はカッピングをしている人々から広がり、その科学的効果が全国各地の大学で解明され、そのうちに黒酢の大ブームが起こることになりました。

 

日本伝統の米酢は、日常使う食酢というより、健康食品として復活し、そして、その後全国各地の醸造元が黒酢を作るまでになりました。

 

黒岩東五という名は知らなくても、黒酢をよみがえらせた人といえば、分かりやすいかもしれません。

しかし、先生は、黒酢もですが、吸玉療法を、もっともっと世の中に普及したいと熱望していたようです。
 

 黒酢の普及

売りさばく当てなどないのに、生産した米酢を全部ひきとるという契約は、先生にとっては賭けにちかい決断でした。
しかし、需要は思った以上に延びました。

 

需要は延びましたが、醸造元が高齢のために増産できなかったため、昭和49年、先生は、独自に生産を始めることにしました。

しかし、それは、更に多額の資金が必要になるということで、先生は講演会でもその苦労話をよくされていました。

 

実は、私は販売店を始めたばかりの頃、米酢( 当時の商品名はライスビネガー )を持って、一軒一軒回ったことがありました。

 

その頃、日本では高度成長の歪が増して自然食品の関心が高まっていた頃でしたから、私はもっと売れるだろうと思っていました。

 

ところが、1週間回ってわずか2本しか売れず、そして、購入した方に感想を伺うと、「生臭い」とか「変な匂いがする」とかいって評判が悪いのです。

その頃の日本人は、大量生産される単純な味の酢に慣れ、ちょうど当時の欧米人のような、お酒や味噌などの麹の匂いを嫌うようになっていたわけです。

私はそれを聞くと、もう戸別訪問販売をする気さえ萎えてしまいました。

その後、吸玉の治療( ・・・当時は、販売のための指導 )の方に力を入れるようになりましたが、以外にも、健康で苦しんでいる方ほど、吸玉の治療と一緒に米酢もすすんで買っていかれるのでした。

米酢が黒酢と呼ばれるのは、原料に玄米を使って、出来あがりが琥珀色になるからです。

 

原料に玄米を使うのは、玄米の持つ有用成分をすべて活かしたいからです。

先生は、アミノ酸に強い関心を示し、アミノ酸を多量に含む酢造りに腐心しました。

 

それまでの米酢は露天づくりでしたが、温室に温泉をひいて生産効率を上げました。

又、米をJAS規格の8倍も使い、原料をすべて麹にする手間をかけ、瓶詰めもフィルターで濾して火入れを止めました。

又、原料を大麦に変えたり、麦焼酎の製造過程で出るもろみを加えたりと、よりアミノ酸の豊富な酢造りに情熱を傾けました。

その情熱が、昭和55年には、黒酢を濃縮したアミノ酸の製品になったのです。

そして、これは後のサプリメントブームの先駆けとなる製品だったようです。

最初、私はこれを見たとき、とても売れないと思いました。とにかく、値段がケタ外れだったからです。

 

ところが、驚いたことに、とても売れないと思ったこの製品も、病気や健康で苦しんでいる方ほど、吸玉の治療と一緒に自らすすんで買っていかれるのです。しかも、リピート率がとても高かったのです。

 

私が仕事として吸玉療法を続けられたのは、治療の助けとしても経済的にも、実にこの製品のおかげでした。それは、先生も同じだったとおもいます。
というのも、カッピングの仕事はおもった以上に大変だったからです。

とにかく兎に角、カッピングしていて一番大変なことは、吸玉をやってくれる人が皆無に近いのです。

私は米酢のセールスを断念した後、吸玉の器械にセールスの方向転換をしました。
価格は、米酢一本よりも高いのですから、もし売れたら当然利益も大きいわけです。

 

では、なぜ、最初からそうしなかったのかというと、売るには機械は高価すぎるし売り方もさっぱり分からなかったからです。

 

健康食品がブームになり始めた頃でしたし、酢なら日常使うものですし、もし一本買ってもらえれば、消耗品として続けて買ってもらえるだろうと思ったわけです。しかし、それは、勝手な思惑だったわけです。

 

方向転換をしましたが、やはり器械はどう販売したらいいのか分かりません。
チラシを配って、公民館を借りて、一日待ってみました。ですが、結果は惨憺たるものでした。

 

仕方なく、伝手を頼って、無料で治療をして回りました。

そして、人を集めてもらえるなら、続けて訪問する約束をして、週に1度か2度通い、徐々に、人が集まるようになりました。

 

無料でカッピングをして、気に入ったら器械を買っていただく販売方式です。
器械が売れるまでに、すごい数の治療を無料でしますから、販売効率はよくありません。

しかし、他に良い方法が思いつかなかったのです。

ところが、2度、3度と同じ所に通ってみると、とにかくその治り方が半端ではないのです。

吸玉は、体が悪くても、程度の軽い人はしません。そんな方は、まずは一般的な治療をされるからです。
非常に辛く、しかも何をしても治らないときに、仕方なくやってみてもいいと思うのが吸玉なのです。

 

そんな方々が、1、2度カッピングしただけで、痛みがとれたとか、疲れがとれたとか、食欲がでてきたとかいって、もうビックリの治り方なのです。

 

しかも、そのとき私はまだカッピングを始めたばかりのシロウトだったのです。
最初手間ヒマかけても、器械を購入した方から芋ずる式に売れていくという期待が大きく膨らみました。

が、全く、期待通りにはならなかったのです。

なぜなのかとみていくと、器械を買われてもご自分で治療を続けていける方がほとんどいないようなのです。

   
   
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